■たたら・・・砂鉄製鉄あるいはその工房。出雲地方に多かった。伝統的語源は韃靼=タタール説が最も一般的。この工法の伝来は記録上は平安時代前後。
日刀保たたら鳥上木炭銑工場遠景


このような扇状地の奥に作られる。効率よい季節風が吹き抜ける場所である。

■たたら炉床・・・地下式たたら装置。床下につくりおきし、床の上に土(とうじ)で塗り固めた煙突状の炉を立てる。






■永代たたら・・高殿たたらともいう。長期的に安定した鉄を作り出すために、炉の地下に湿気を防ぐ施設を有し高殿と呼ばれる覆家(作業場も付属する)が付き、長期間操業することができる。
日刀保高殿たたら外観



■押法・・・けらおしほう。玉鋼(たまはがね)を含む純度の高い鉄類をとることを目的とし、使用する砂鉄は溶けにくいが還元しやすい真砂鉄を使用し、炉内に(けら)と呼ばれるの塊を作り出す手法。画像→http://www.wakou-museum.gr.jp/okugai.htm

■玉鋼・・・たまはがね。主として日本刀製作のために作られる砂鉄のはがね。特殊用途を持つ合金鋼の事を特殊鋼という定義が成されており、玉鋼は合金鋼ではなく純粋な鉄-炭素合金(ハガネ)であるが、特殊用途として明治以来、玉鋼は特殊鋼の範疇にある。現在では島根県安来郡仁田奥出雲町で国家の伝統技術継承事業としてのみ日立金属により作られている。
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■銑押法・・・ずくおしほう。原料の砂鉄は、溶けやすいことをが第一条件となるため酸化度の高い赤目砂鉄を使用する。銑鉄をとることを目的としているため、溶銑の状態で板状に硬め小割にして製品化する。この操業期間はの成長を目的としないため、押よりやや長めの操業が可能である。

■たたら炭・・・たたら炭は完全に炭化させず炭の中に少しガスが残るように早めにとめたものを言う。ガスを多く含む炭は火力を上げることができ、高温を維持するためたたらには向いている。たたら炭は、現在も一代で約12t使用するため、たたら場から炭、砂鉄の供給地の範囲を「砂鉄(さがね)七里に炭三里」と呼び砂鉄採取場から七里以内、炭焼き山から三里以内が好ましいとされてきた。タタラ吹きに使用する木炭は主にナラ・マキ・ブナ・クヌギなどの雑木、地方によっては松・栗を用いた。

■鉄流し・・・かんなながし。砂鉄を含む黒雲母花崗岩・花崗閃緑岩の山を崩し、長い水路をもうけて土砂を流し、流れる過程で重い砂鉄を沈殿させて採取する方法。しかし昭和47年3月水質汚濁防止法により長い伝統を持つこの方法も廃止された。



■天秤ふいご・・・足踏みふいごとも。いわゆる「たたらを踏む」という言葉になった。炉を真ん中にして両足で左右の板を踏み安定した風を送るふいご。他の地域には見られない独創的な送風装置。天秤ふいごは出雲では元禄4年(1691)、石見では享保年間(1700年頃)から使用したといわれている。



参考資料 「古代たたら製鉄 -復元の記録ー」熊本県立装飾古墳館平成11年度前期企画展 有料パンフなどから

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