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トッピ・・・主に秋田地方で手土産
トッピとは秋田では鳶のことで、空を飛ぶので「見上げる」の隠語となった。
ミアゲがミヤゲに変化。
「トッピ持たずに」「トビ持たずに」お見舞い申す  は、正月の挨拶。土産もなしに来てしまいましたという献上の意味。

『日本国語大辞典』
「トビ・・・西日本で神仏や供物の手土産、返礼の品を言う」

トビ・・・ヤドリギ、羊歯、裏白など。別に「山づと」

「ヤドリギはホヤ(ホヨ)ともいうが、トビ、トビキ、トビツタなどの呼称ももっている。」(谷川健一)

転じて根無し草=漂泊民

宮崎県米良ではトビは「木から木へ飛び移り枝おろしをする木おろし人夫」
つまりトビ職はもともと山師を指した。
「ヤドリギも木から木へ飛び移る」ので、トビはヤドリギとも呼ばれた。

金田久璋はトビはトミであり、稲であるとする。

柳田國男トビは贈り物ではあろうが、必ずしも稲や餅をは限らないとする。
筆者も後者、柳田に賛同する。
トミ、トビは稲作に限らずすべての産物を指すのは間違いがない。
その中には当然、職能による生産物や鉱物など、すべての産業生産物やハーベストの意味が含まれる。