●弥生以前に日本に牛はいた
◆『肥前国風土記』値嘉(ちか)郷(五島列島)
「その白水郎は馬、牛に富めり」
「その白水郎は馬、牛に富めり」
◆長崎県五島列島の福江島大浜貝塚出土ウシの歯
1962年発掘 長崎県教育委員会依頼・同志社大学・酒詰仲男
二号貝塚で臼歯
五号、六号、七号でそれぞれウシの歯
C14炭素年代法の結果 AD40前後(学習院大学・木越邦彦)
1962年発掘 長崎県教育委員会依頼・同志社大学・酒詰仲男
二号貝塚で臼歯
五号、六号、七号でそれぞれウシの歯
C14炭素年代法の結果 AD40前後(学習院大学・木越邦彦)
◆そのほかの地域のウシ骨・歯
2,200~2,300年前(弥生時代前期)
壱岐(原の辻貝塚)北高来郡(田結遺跡)
2,200~2,300年前(弥生時代前期)
壱岐(原の辻貝塚)北高来郡(田結遺跡)
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ところが
◆魏志倭人伝
「(倭)其の地、牛馬虎豹羊鵲なし」
意味
(筆者の知っている限りではだが・・・)倭人のその土地(=筑紫島北部限定)ウシ、ウマ、トラ、ヒョウ、ヒツジ、カササギはいない。
◆魏志倭人伝
「(倭)其の地、牛馬虎豹羊鵲なし」
意味
(筆者の知っている限りではだが・・・)倭人のその土地(=筑紫島北部限定)ウシ、ウマ、トラ、ヒョウ、ヒツジ、カササギはいない。
※倭人伝記述は十中八九が北部九州の玄界灘沿岸域にすむ白水郎の風俗誌で書かれている。それ以外の土地・・・奴国までは実に詳細で生き生きと正確だが、そこからあとは全部風俗も方角も距離もあいまいもこ。つまり奴国以降の記述のある各国には使者も行っていないし、伝聞に過ぎない。つまり言い換えればフミ国から邪馬台国までは「想像」である。なかったとまではいわぬが、九州の白水郎が正確に教えなかった可能性はひじょ~~~~~~~~うに高いと言える。
捏造大いにあり?くらいに考えておいてよいだろう。
捏造大いにあり?くらいに考えておいてよいだろう。
ウシのいないはずの3世紀筑紫島北部。
なのに縄文時代の貝塚からウシの歯がいくつも出た。
倭人伝そのものがかなり偏った伝聞由来の書物と見てよいだろう。
なのに縄文時代の貝塚からウシの歯がいくつも出た。
倭人伝そのものがかなり偏った伝聞由来の書物と見てよいだろう。
東夷伝の中で倭人伝だけが「倭国伝」ではなく「倭人伝」であるわけも、ここにあるはず。
作者チンジュも同時代の認識もまだ、倭と言えば
1 海南島周辺の白水郎・倭種
2 朝鮮半島南岸の倭種
3 筑紫北西部の白水郎
だったと見ていい。
作者チンジュも同時代の認識もまだ、倭と言えば
1 海南島周辺の白水郎・倭種
2 朝鮮半島南岸の倭種
3 筑紫北西部の白水郎
だったと見ていい。
◆現存している日本の在来種
鹿児島県口之島・口之島牛(トカラ列島)
山口県萩市沖 見島産・見島牛(天然記念物)
http://www.agr.nagoya-u.ac.jp/~shitara/KuchinoshimaCattle.html
いずれも放牧家畜からの野生化でもとは輸入されたウシ。日本原産種にあらず。
鹿児島県口之島・口之島牛(トカラ列島)
山口県萩市沖 見島産・見島牛(天然記念物)
http://www.agr.nagoya-u.ac.jp/~shitara/KuchinoshimaCattle.html
いずれも放牧家畜からの野生化でもとは輸入されたウシ。日本原産種にあらず。
沖縄県には水牛がいる。これはあきらかに南方系で別種。
しかし沖縄の伊江島では弥生土器の出る地層からウシの骨が出ている。
しかし沖縄の伊江島では弥生土器の出る地層からウシの骨が出ている。
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コメント
コメント一覧 (1)
牛がいなきゃ稲作広がらないでしょうけどね。
傑作&ランクリ
kawakatu
がしました
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さんログアウト
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