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◆カニバリズム語源
「スペイン語の「Canibal」が語源。「Canib-」はカリブ族のことを指しており、16世紀頃のスペイン人には、西インド諸島に住む彼らは人肉を食べると信じられていた。そのためこの言葉には「西洋キリスト教の倫理観から外れた食人の風習」=「食人嗜好」を示す意味合いが強い。

発音が似ているため、日本ではしばしば謝肉祭を表す「カーニバル(carnival)」と混同されるが、こちらは中世ラテン語の「carnelevarium(「肉」を表す「carn-」と、「取り去る」を意味する「levare」が合わさったもの)を語源に持つ。しかし、本来のラテン語でも混同、もしくは区分されておらず、ラテン語読解の際には注意を要する。





「食人」、「人食い」という意味の語としては、ギリシャ語由来の「anthropophagy(「人間」を意味する「anthropo」と、「食べる」を意味する「phagy」の合成語)」が忠実な語である。」
「特定の社会では、対象の肉を摂取することにより、自らに特別な効果または栄誉が得られると信じられている場合がある。しばしばその社会の宗教観、特にトーテミズムと密接に関係しており、食文化というよりも文化人類学・民俗学に属する議題である。自分の仲間を食べる族内食人と、自分達の敵を食べる族外食人に大別される。

族内食人の場合には、死者への愛着から魂を受け継ぐという儀式的意味合いがあると指摘される。すなわち、親族や知人たちが死者を食べることにより、魂や肉体を分割して受け継ぐことができるという考えである。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0


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カニバリズムとは一言で言えば、食人祭祀である。
西欧科学が「野蛮」と決めつけた、いや、キリスト教の人種差別から産まれた言葉だとも言えるか。
事ほど左様に、西欧科学や哲学やは、自分たちより遅れていると見えた不可解な世界・・・つまり西欧以外のすべての地域を見聞し、検分し、そして一方通行の断罪をそれらに押し付ける学問である。それつまり差別にほかならない。
だから現代科学、分科学問のすべてはこの調子で細かく「差別された学問」だと言える。価値観の押し付けである。
だから当然、オーパーツも超常現象もUFOもUMAも、すべて理解を超えてしまうので「無」「あるはずがない」ものとせねばどうしようもないことになってしまう。もちろん昨今では少しづつ西欧偏頗もなくなり始め、それらも正当な分析を受けるようになってきた。しかしまだまだ偏見に満ちている。

食人饗宴によるトリップを伴うので、戦争の殺人となんら変わりはない。しかるに現代でも食人祭祀はあり得ない野蛮行為であるのに対し、戦争殺人は合法の扱いを受ける。しかしそこにあるピュアな人間らしさから見れば、むしろカニバリズムの方が宗教的で、儀式的な平和行為であろうと見える。

人類は都合で生きていることがよく見える題材である。


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