伝統的祭には夏の祇園精霊会系統と冬の追儺祭系統があり、春秋に田植祭りや仲秋祭・豊穣収穫祭系統が執り行われる。
 
中でも死人の増加する夏冬はことに盛大に神への生贄をささげる必要があり、祭や祭事は念入りに、盛大に執り行われてきた。
 
そのすべては神を怒らせない=災害や天災や疫病を「かぶす」意味がある。
生贄は神への食事、歌舞音曲は神の目を楽しませるためゆえに、デフォルメされたわかりやすいものが多い。
 
動画二つは花祭り系の追儺である。北陸から東海にかけて中部地方に集中する霜月祭の亜種である。
 
中部地方から東海、上信越は渡来人が多く来訪し、しかも畿内の影響をあまり受けない、古来の祭り方が多く残存する。ささら、こきりこなどの渡来系楽器を使うところは双方に共通する。
 
動画を見たら、関連動画も見ておくほうがいいだろう。
思わぬ拾い物に出会うことがある。