簡単である。
北米大陸にはサルがいない。
サルがいなければ進化して類人猿もいない。
類人猿がいない北米に原始人類がいるはずがない。

ということです。






可能性が高いのはヒマラヤのイエティ。
アジアにはサルがいる。

ところが、これまでの採集毛髪の分析の結果はすべてノー。動物のものだったそうだ。



これらの伝説的巨大猿人?を雪男と総称するらしい。
ほかにもいろいろあるそうな。



しかし、これらの目撃譚には毛髪の色などに共通点がなく、決定打はない。
その多くは大雪の山中という異常状況の中でのもので、人間が極限状態で妄想や亡霊を見ることが多いのと同じ、錯覚。多くの場合、ヒグマの見間違いが報告されている。ヒグマが直立すると確かに巨大な直立動物がそこにいるように見えるからか?林間のすきまからのぞいたときに、そう見えた?あると思いますよ。



そもそも人間は、そういう不可思議な超常現象が大好きなうえに、虚言癖がある生き物である。中途半端に脳が発達している段階なので、内面がまだ科学と迷信のはざまを行き来してしまう。幽霊とかUFOとかも見えてしまう。霊魂も見えたりする。しかしほとんどは内在する「見たい」が瞬間的にそう見させてしまう虚像でしかない場合がほとんど。信じ込むともう何も見えなくなり、ついには人々に顕示したい欲にとりつかれ、俺は見たんだ。となる傾向は強い。すると、今度は見てもいないのに、いるんだと信じ込む二次的感染者が登場することになる。

ほとんどの人間は、妖精や幽霊や雪男やは、楽しい妄想、ファンタジーで終わらせてしまう。それが普通の人間である。つまり客観的な人間。観察する人間であろうとする。それが正しい生き方である。なぜって、迷信してしまうと進化の道筋がシャットダウンされてしまうからである。迷信とは一種の病気だと思うほうがよい。



巨人ということならインドシナ半島、カンボジア王国遺跡から巨人の女性王の遺骨が出ている。こっちは間違いなく巨人。反対に小人ならさっき書いたホモ・フローレシネスがある。あらゆる生物は、生長と進化の過程で、自分を巨大化・縮小化する「実験」えおしていると考えられ、例えば中生代の昆虫や水生生物や恐竜のように、当時の環境に合わせた巨大化してみたが、のちに環境が合わなくなって再び縮小化した前例がある。ウルトラマンが本当にいたとしても、現代の地球の重力環境では、ウルトラマンはあの体重ではぺしゃんこにつぶれてしまう。空も飛べない。そういうことである。



妄想はロマン。それ以上でもないし、それ以下でもない。
超常現象を生み出しているのは、ほかならぬあなたやわたしの脳みその不完全さからなのです。