ネアンデルタール移動・新人出アフリカ~2世紀民族移動~日本人誕生までが一挙にわかる地図。

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スキタイ民族
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眉がつながっている女性がいる。日本やスペインにもいる。
彼女たちが騎馬遊牧民スキュタイの子孫だ。かつてはステップをバイカル湖まで広がった。寒冷地対応していない。

ところが日本人は小さい民族。騎馬民族の血脈を引いた新羅人よりも小さい。小さくなった最大の要因は江戸時代だが、縄文時代でも世界的には小さい。弥生人も小さく倭人と呼ばれていた。朝鮮民族との違いがそこ。理由は南島人の血か?

言語の文法ではウラル・アルタイ言語のSOV型であるのに、祖語の中にオーストロネシア語が混ざる。つまり日本語は両者のクレオール(混血)言語(孤独語)である。古い縄文語はもしかするとインド・ドラヴィダ系SVO・単音節のクレオールだった可能性もある。アイヌ語もSOVだが、日本語が単音節であるに比べて、接合節である。アイヌ語も琉球語も日本語の影響でかなり変わってしまっているだろう。

アイヌ語と蝦夷語が、文法・音節が違った可能性がある。

主語 (Subject) - 目的語 (Object) - 動詞 (Verb)=SOV型文法
主語ー動詞ー目的語=SVO型文法




2世紀の勢力図
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言語、遺伝子、考古資料、どれをとっても日本人には世界中の新旧の文化と血がクレオールしているという結論しか導き出せない。
つまり日本人とはそもそも世界一の雑種民族で、しかも孤立した言葉の持ち主。
孤立である。唯一無二で希少で天然記念物ではあるが、決して右より思想のいいたがる選ばれた民族だったのではない。そこを間違えぬように。混血した孤独な人種だと言うだけである。



神話で言えば、イザナキから生まれた三柱の神のうちで、スサノヲだけは鼻から生まれる。ほかは目から生まれている。スサノヲは渡来人であり、かつまた先住の異民族でヤマトの王家の人種感覚では「三番目の日本人」である。しかしそれを正史にかかねばならなかったほど6世紀には力を持ったのである。

世界では神はみな目から生まれるもの。鼻からとは例外である。そして奇妙な話だが、ひげが長くなる年頃になっても、スサノヲは根の国の母親・イザナミに逢いたいと言っては泣き喚く。ところがイズモに流されると、すっかり母親に会うことがない。そもそも三貴神は全員、イザナキの禊(みそぎ)で生まれているのであり、イザナミはすでに死んでいて、彼らの母親ではないのだ。矛盾している。

さらに、太陽神は世界中で最も足の速い神だとされるので、多くが馬を捧げている。西欧の太陽神アポロンもそうである、中国の羿(ゲイ)は、弓の名人で九つの太陽を射落とす。太陽神を殺すのである。そして馬を捧げた遺跡が中国にはある。スキタイも墓に馬を何頭も、足を上にして、首を切り落として埋葬する。


中国の江南の土器に、破壊されたものがたくさんある。縄文土偶も破壊された。破壊すると=殺すと霊魂はあの世で完全体になって生まれ変わると世界中で信じられていた。だから馬の首は切られた。埋葬土器も破壊された。土偶も鏡も破壊された。スキタイは武器を破壊して埋めた。みな同じである。


それらの騎馬民族的所業を記紀編纂以前に日本の大和へ持ち込んだ人々がいるはずである。それは渡来人である。秦氏や漢氏である。それは3~4世紀以前でなければならない。世界が動揺していた時代。地球環境が、気候が悪くなった時代である。後漢が滅び、ローマが滅びる時代だ。京都の宇治にオンドル弥生遺跡が生まれた頃である。ヒミコが生きた時代である。