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どのような説も、そのほぼすべては仮説であり、「ある、なし」の両面から証明しようと思えば証明できてしまうものである。

地球以外に知的生命体が存在する惑星はあるか?と聞かれたとしても、両面から証明が可能である。

いない説・・・こちらのほうが証明はやりやすい。なぜなら人間にとって、否定することほどたやすいことはないからである。評論はもっとたやすい、安易な方法で、誰でも批判できる。否定も簡単なことである。


1 地球には昼夜、夏冬がある。それは地球自転軸のさい差角度のせいである。
2 この角度と回転がないと、その星は一日中、一年中夏なら夏だし、昼なら昼なので、反対側は年中冬で、年中夜になってしまう。灼熱と厳寒の星では生命体すら生まれないだろう。
3 地球のそのような角度が生じたのは、偶然であり、地球の核が誕生してから、数え切れないほどの小天体衝突があって、核が回転をしはじめてすぐに角度ができたはず。その角度は星によって違うはず。
4 また太陽からの距離の絶妙さもなければならない。

つまり、いくら太陽系が無数にあっても、銀河系が無数でも、いやさ宇宙が無数にあっても、地球のような惑星ができたのは奇跡的なのだから、ほかにあろうはずがない。ならば生命体もほかの惑星で生まれることすらできまい。



いや、生命体なら無数の可能性があり、知的生命体に進化した星なら山ほどある。というよりも、地球の生命体のすべては、そもそも地球外から飛んできた小惑星や、ほかの星地表が、小天体の衝突で抉り取られて飛んできた土の中にあったものだ。今後、地球からえぐられた地表が他の惑星へ飛散して、生命体を生む可能性があるだろう。いずれ宇宙は知的生命体で満ち溢れるだろう。その大元が地球である可能性すらある。あるいは、ほかの惑星起源かもしれないが、いずれにしたって、海の水も月や火星から飛んできた可能性すらある。いくらでも飛んできて、地球のような環境抜群な星で進化していくに決まっている。



もちろんどっちが正しいかわからない。答えを導き出せるほどの証明物がないからだ。ただし、先日、アポロが持ち帰った月の石が、実は地球の表皮だったという説が出ている。一旦、地表からえぐられた土が、宇宙をさまよい、月に着床し、それがたまたまアポロ乗組員によって持ち帰られたというのだ。そんな偶然があるのか?と疑いたくなる仮説だが、月の石の成分分析では、地球と大差がないそうである。

そういうことが宇宙では起きているとなると、いったい、今夜衝突した隕石が、何世紀も前の地球自身の土だったと、すべて疑わしくなってしまうな。


仮説など、結局はどれもこれも、信じられなくならないか?



なんだって、言いくるめようと思えば、その道のプロならできるんじゃないか?詐欺師なら可能だろう?そう思うと、学問なんかばかばかしくなってくる。


天才歌手でバイオリニストだとかいうオーストラリア?出身女をテレビで眺めていたら、どうみても日本人のようで、ハーフには見えない。しかもほかの怪しげな歌手とそっくりな顔に見えてきてしまったりする。ようく見ると、化粧がむらがあって、なんとかして彫りを深く見せようとして影を異常に塗っている気配がある。こりゃ、ショーンの二代目かなと思っていると、いきなりバイオリンを弾き始めた。弾いて見せたのだが、うまいのかどうかわれわれにはわからない。うしろのプロたちの、演奏後の顔つきばかりながめてしまう。

May/Jにしても、このサラ・オレインにしても、要するにマジックの口裏あわせあり的な、お約束でできあがったイメージでしかなく、現実の人間ではないのではなかろうか?「うそ」であることを前提にした「夢」「バーチャル・リアリティ」を、現実とは関係なく、うそでもいい、いなくてもいい、ただ信じてしまいたい・・・そういう「見る側の事情」が、どうも近頃、堂々と表立って歩き始めている感がある。


つまりだまされたい。だまされて生きることへの充足感を、どうも現実の一般普通人が望んでいる?のではないかとさえ見えてくる。


ドイツやアメリカでネオナチが台頭し、ナチス、ヒトラーの再来を現実に起きると思い込んでいる一派がある。それと同じではないか?オーム真理教と同じではないのか?現実と虚構の区別がわからない人々が増えている。




笑いながらテロがなされる時代が近い気がする。
監視されまくる都市生活の裏側で、ぽっぽないないする官僚と、その追求がもう不可能と簡単に結論してしまう監督官庁。どこへいっても監視カメラで、自由がなくなってゆく世界。そういう監視する側の神経質さと無頓着が、笑いながら人を殺すテロを増やしていく。カメラそのものこそがテロであることに気づかない。教育ママ、しつけおやじであることすらテロになる。車に乗ることがテロへの入り口になっている。学校のいじめがテロになってしまっている。社会的弱者や生活保護者への予算を削るという殺人テロ。なにもかにもが、気をつけていないと、誰かを殺すことになってしまう世の中だ。

すべてを仮説で済ませてしまわれたら、われわれはテロに殺される側のモルモット動物ではあるまいか?


地球外テロ生命体なら映画の中に山ほど存在しているが。実際のテロは自分がエイリアンであるとは考えてはいない。さて、本当の人間なんて、この地球に存在しているの?あんた自分自身が間違いなく人類だと証明できますか?ゾンビじゃないのか?幽霊じゃないのか?オプトプラズムや幻想なんじゃないか?実は。



38億年前、地球にはじめて生命体が生まれた。原核生物と言う。あなた、ほんとにそれの子孫なのか?


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DNAの共通項で500個がそれらバクテリアにもともと存在している。その500個の断片は、ぼくもあなたも魚も、牛も、犬も、サルも、みんな共通して持っている。


ぼくたちが地球の生命体、人類であることの証明書は、実はその500個しかないゲノム遺伝子だけなのだ。バクテリアやウイルスから、人類に至るまで、あらゆる地球生命体は同じゲノム遺伝子で構成されている。あとは進化と分岐で付加した、神社の分祀のようなゲノムが山ほど持たされてはいるが、チンパンジーとぼくとの違いは、わずかに数個。頭の毛が三本あるかないかの違いしかない。


海底噴火口でシアノバクテリアが生まれてこなかったら、そのすべての生命は生まれなかった。生まれても、その後の全球凍結で80パーセントの種は滅びた。せっかく生き残るためのエンドルフィン(脳内麻薬)を作り出したのに、瞬間冷凍されて、胃袋にまだ消化されないごちそうが入ったままミイラになった。ロシアのツンドラで、ハイドロ・メタンガスとともに出てきたマンモスのように。


大気は原始、酸化物で満ち満ちていた。シアノバクテリアは酸化した空気を食べて、炭水化物に換える。それで大気中の酸化物はどんどん薄くなれた。彼らのおかげで地球の種は生きていけるようになった。現代の二酸化炭素が増えていると喧伝される大気の酸化物比率など原始大気酸化物の爪の垢ほどもない量である。しかも原始の大気の中で最初の生命は生まれ、そして酸化化合物で死ぬこともなかった。



仮説ばかりなのである。
信じるものは救われない。
うたがわぬものは、テロにやられるいじめられっこになりかねない。







自分自身すら疑ってみるほうがよかろう。
知らない間に、あなたは入れ替わっている可能性もある時代だ。この宇宙人め。







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物好きなあなたは救われるだろう。